過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/04/13(月) 12:05:44.65 ID:ueeYAoj10
とりあえず町を出たところで、アリスは僕を呼びとめた。
アリス「そう言えば・・・貴様の戦い方を見て、一つ気づいたことがある」
アリス「貴様はモンスターを殺さないために、常に手加減しているな」
アリス「グランベリアの時と、その前の時では全くと言っていいほど剣閃が別物だ」
ルカ「そ・・・そうかなぁ?」
自分では自覚できていないのかもしれない。
でも向こうの世界のアリスは
アリス「魔物は丈夫だからそう簡単に死んだりしない」
って言ってたし・・・
アリス「仮に何かの拍子でそのリミットが外れた場合、貴様はほぼ間違いなく魔物を斬り殺してしまうだろう」
向こうの世界ではもっとえげつない武器で、えげつないスキルを繰り出していたんだけど・・・
もしかしたら魔物自身の強度も世界によって違うのかもしれない。
アリス「そうなっては本末転倒だろう。故に貴様にこの剣を貸してやろう―――」
そう言ってアリスは僕に剣を手渡した。
アリス「堕剣エンジェルハイロウ―――」
アリス「この世に1本しか存在しない、極めて貴重な剣だ」
アリス「今後の戦いでは基本これを使うといい。強敵に出会ったときには、貴様の剣を使えばいいだろう」
ルカ「ありがとう」
僕はその剣を受け取る。
向こうの世界では僕にこんな剣は渡されなかった。
でも――――なぜかこの剣は受け取っておかなきゃいけない気がした。
エンジェルハイロウはその外見に似合わず、異様なまでに軽かった。
丁度カスタムソードと同じくらいか――――
ルカ「・・・・・・今、なんか呻き声みたいなのが聞こえなかったか・・・・・」
アリス「当然だろう、666匹の天使を溶かして精製した剣なのだから」
ルカ「ということは・・・この剣には聖素が多く含まれているんだね」
アリス「うむ。それにより魔素を消散し、生骸から引き離すという効果が得られる」
アリス「そうなると、魔素を固着することが極めて困難となり―――」
ルカ「魔物は魔物になる前の姿に戻される・・・封印されるって言った方が正解なのかな?」
ルカ「理論上は理解できるけど・・・」
そう僕が言いよどんだ時だった。
アリス「うむ。丁度いい相手が近づいてきたではないか」
アリス「いい機会だ、試し斬りでもしてみるがいい」
そう言い残すと、アリスはふっと消えてしまった。
先ほどから地面がモコモコと移動している。ということは―――
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