過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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87: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/04/13(月) 12:08:39.90 ID:ueeYAoj10
ゴブリン娘「迷惑をかけて、ごめんなさい・・・・・」

プチラミア「もうしません・・・・・・」

ヴァンパイアガール「すみません・・・・・・」

ドラゴンパピー「ごめんなのだ・・・・・」

イリアスベルクの中央広場で、素直に謝る魔物少女達。

住民A「やれやれ、こんな少女達だったとは・・・・・・」

住民B「今まで何度か見たけど、ただの下っ端だと思ってたよ・・・・・」

住民C「誰なんだよ、ボスはおっそろしいドラゴンなんて言い出した奴は・・・・・」

ルカ「そういうわけで、もう悪さはしないって言っていますが・・・・・・」

何故だが僕は、すっかり保護者のような気分だった。

おかみ「反省してるみたいだし、許してやってもいいんじゃないかい?」
おかみ「この子たちも―――」

許してやるという方向で話が進んでいく。
二度目とはいえ僕は胸を撫で下ろした。

おかみ「・・・・・・まぁ、そういうことだね。これからは心を入れ替え、地道に働くんだよ」

町の人達も魔物処女たちを受け入れてくれるようだ。
こうして、盗賊騒ぎは円満に収まったのである。

ルカ「めでたしめでたし・・・」

アリス「貴様・・・ここまで予測済み・・・というか体験済みだったのか」
アリス「しかし・・・意外だったな。人間の心にも、まだまだ魔物を受け入れる隙間はあったということか」

アリスも少しばかり感心した様子である。

ルカ「うん。向こうでも同じ感じだったからね。きっと受け入れてくれると信じてたよ」
ルカ「・・・・・・ん?」

ドラゴンパピーは、くいくいと僕の腕を引いた。

ドラゴンパピー「お前には、とってもお世話になったのだ」
ドラゴンパピー「だから、これをあげるのだ」

ドラゴンパピーが差し出したのは、赤く綺麗な宝石だった。
とても美しく、高い価値のありそうなアイテムである。

ルカ「どうしたんだ、これ・・・・・?」

僕がそう尋ねると、ドラゴンパピー曰く
大富豪の馬車が逃げ出した時に、放置された荷物の中に紛れていた。そうだ

ルカ(なるほど・・・でも、もらっちゃっていいのかな・・・・・?)

勇者なら盗品は受け取らない・・・はずだ。
でも、感謝のしるしにくれるものをむげにするわけにも・・・

ルカ(そうだ。旅の途中で持ち主が見つかれば、その人に返せばいいんだ)

それならば勇者として問題の無い行為だ。
そういうわけで僕は、その宝玉を受け取った。

「レッドオーブ」を手に入れた!


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