過去ログ - 京子「ごらく部日誌、0冊目?」
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17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 09:38:04.95 ID:D0w8WJdmo
……そうして一人暮らし計画がようやく一息ついたとき、携帯電話に一件のメールが入った。

差出人は……あかりだった。あかりからのメール、めちゃめちゃ久しぶりだ。というかあかり、携帯持ってたんだっけ。でも登録されてるってことは以前にもメール来てるんだよな。

内容は、明日の京子の誕生日のことだった。私が何かを計画してるなら、一緒に参加したいというものだ。

あかりも小学校を卒業して、ついに来年度から私たちの学校に来る。みんなで遊ぶのは久しぶりだ。メールの差出人は私だけだったから、どうやらあかりはサプライズで来たいらしい。

これは良いアイデアだと思い、すぐに了承のメールを送った。明日はあかりと一緒に京子の家にいくことになる。


楽しそうな光景を思い浮かべて……そこで我に返った。

やばい、プレゼントどうしよう。


合い鍵渡す作戦は良いアイデアだと思ったが、その受け取った鍵は来月くらいにならないと使えませんというのはどうなんだ。

それ以前に、あかりの前で合い鍵を渡すのって……やばくないか? いくらそういう事情に疎いあかりだって、合い鍵を渡すという行為が彼女同士のそれということくらいなんとなくでもわかるんじゃないだろうか。わからないならわからないなりに、「あかりも鍵欲しいよぉ〜」なんて言い出すかもしれない。

どうあがいても、鍵の価値が薄れるような展開しか見えない。私が苦労してつかんだ勝利を利用できると思ったのに、なんてこった。

明日までに別のプレゼントを用意しなきゃ……でももう今更プレゼントなんて思いつかない。これを書いている今、夜7時。

もう今から大したものは用意できない……お菓子を大量に買ってどさどさ送りつけるのもいいかと思ったが、愛しい京子の誕生日にそんな変な思い出が残るのは嫌だ。



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