過去ログ - 比叡「カレーができました!」橘さん「これ食ってもいいかな?」
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/03/28(土) 19:27:02.27 ID:0V7/XCQ00
その後、私はたいやき名人養成ギブスをつけながら相川さんの元で数日の間修行と特訓を重ね、お粥を作れるようになり、最終的には何とか美味しいカレーを作れるようになった。
(でも、たいやき名人養成ギブスは何の意味があったんだろう?)
今日の分も終わったので、祥鳳さんと皿を片付ける。
片付けながら、祥鳳さんが話しかけてきた。
「比叡さんは、お姉さんや妹さんがいらっしゃるんですよね・・・」
「そうだよ! 金剛お姉様は強くて格好良いですし、榛名や霧島も可愛くて頼りになる妹だよ!」
いつものように姉妹について話してみた。
「いいですね・・・。一応私にも、瑞鳳って妹がいるんです・・・」
「そうなの? 今度、私にも紹介してね!」
だけど、妹の話をした祥鳳さんは曇った顔をしていた。
「それは、できないです・・・」
「え?」
「艦娘としての力を失った私なんかが、瑞鳳に、妹に、今更会いに行っても迷惑ですよ・・・。
もう艦娘でない私が会っても、混乱させちゃうだけです・・・」
「そんなことないよ!」
私は思わず叫んでしまった。
「絶対会いたがってるよ、瑞鳳さん! きっとあなたに会いたくて寂しがってるよ!」
私が同じ立場なら、きっとそう思うはず。
お姉さまにもう二度と会えないなんて、絶対嫌だ。
「でも、今の私は戦えない、役立たずですから・・・。今更会ったって邪魔になるだけなんじゃ・・・」
「そんなこと関係ない! 今の貴方がどうだろうと、貴方は妹さんにとって、たったひとりのお姉さんなんだよ! 姉妹の絆は絶対に切れたりなんかしないんだよ!」
「そう、なんですか・・・?」
少なくとも私や金剛お姉さま、榛名や霧島はそうだから。だからこそ言える。姉妹はいつまでも姉妹だって。祥鳳さん達もそうだって。
「うん、絶対そうだよ!! だから祥鳳さんも信じよう。妹さんを!ねっ!?」
無意識のうちに、私は祥鳳さんの手を握っていた。
「はい・・・。ありがとうございます、比叡さん・・・」
祥鳳さんの目は潤んでいた。それを見て、ちょっと焦ってしまう。
「ひぇっ!? ごめん、また私傷つけるようなこと言っちゃった・・・!?」
「ううん、嬉しかったです・・・。比叡さん・・・」
なんで泣いてるのかよくわからないけど、良かったのかな・・・?
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