過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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111:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:02:36.42 ID:IwlMUGAtO
「だから、余計なことは言わないことね。
今日、あなたから情報の湧出が見られた時間以降は、長門さんの行動と言動は全て監視されているわ」
意味有りげな表情を朝倉は浮かべるが、生憎俺にお前の感情は読み取れん。
「いままで長門さんが担っていた役割は私が実行することになったら、これからよろしくね」
そう言って朝倉はウインクする。
だが一度に色々言われすぎて理解が全く追いつかない。
長門はハルヒが俺の書いた小説を読んだことが引き金となり佐々木を再生出来るようになった、と言った。
だがその小説のせいで思念体に力を奪われたってんじゃ何にもならねえじゃねえか。
これじゃまさしくぬか喜びだ。
俺が思考を路頭に迷わせていると、朝倉が理解の範疇を越えた呪文のような何かを早口で発した。
「おい、お前今何をした?」
「秘密。それじゃ、用事は済んだから私もう帰るわね。長門さん、ちゃんとしたもの食べなさいよね」
そう言い残し返事を待たず朝倉は去っていく。来るのも居る時も帰るのも完全にあっちのペースだ。
佐々木が再生出来るって話だったのに、それどころか余計な危険分子が復活しちまいやがるとは。
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