過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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119:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:17:03.99 ID:IwlMUGAtO
そうだ。
かつて俺はハルヒによる世界改変をギリギリのところで防いだ。一年の5月のことだったか。
そして今、それとは真逆のことをやらかそうとしてるわけだ。
古泉が知ったらキレるだろうか。ここのところあいつとはちゃんと喋ってなかった気がする。
朝比奈さんは唇を引き締め見守るような視線を俺に送っている。
我ながらとんでもないことに片足を突っ込んじまったもんだ。
ここが本当の分かれ道だ。今の世界を選ぶか、危険を冒してでも佐々木を取り戻しに行くか。
だが俺にこの記憶がある限り、佐々木の居ない世界なんてどれほどの価値があると言うのだ。
だから俺は賭けたい。
宇宙人や未来人や超能力者のような特別な力を持たないが、俺の人生は俺が主役だ。
俺にも運命を切り開く力があるかもしれない。自分が自分を信じずに誰が信じるんだよ。
他の連中からしてみれば、酷くワガママな話かもしれない。
だがそれしか方法が無いというのなら、それでも――。
「それでも良い。やってくれ、長門」
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