過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 22:06:16.64 ID:jVBRPo/YO
「そこで改めて、親友のキミに相談がある。どうだろう、付き合ってみても良いだろうか?」
ダメだ。ダメに決まってるだろ。だが果たして何を根拠にそれを言うんだ?
「友達に聞いたところ学業優秀で人気者、部活動でもストライカーとして将来を嘱望されているそうだ」
なんだその完璧超人は、どうせ顔も良いんだろうな。尚のこと否定出来ねえ。
「僕からしたら一緒にいて気疲れしないというのが一番で、才能が豊かだなんて瑣末なことだけれど。
だが特に反対意見も無いようだね。キミのお墨付きなら僕も安心さ」
佐々木は驚くほど冷静な声で淡々と言う。
「今から部室棟前に返事をしに行くことにするよ。今は屋根の有るところで練習してるだろう。
返事が気になって彼が練習に身が入らないようでは彼にもサッカー部にも悪いからね」
あいつは俺から目を逸らして立ち上がり、足早に部室のドアへと歩いて行った。
くそ、喉が嗄れて声が出ねえ。
おい俺! このままで良いのかよ!?
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