過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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63:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:02:54.09 ID:jVBRPo/YO
「実際には何時までも何もしてこないキミに業を煮やして、その少し前から強く願い始めたんだけれどね」
俺は驚きを通り越し怒りを覚え始めていた。
「そんなアホな話があってたまるか。良いか、あれは俺の意思で、というかお前に誘導されてだな」
「タイミング良く僕が例のサッカー部の彼に告白されたのがその契機だっただろう?」
言葉に詰まる。確かにそうだ。
「キミが告白したのは僕がそう望んだから。これはある恐ろしいことを示唆している。
キミが僕に特別な感情を抱いてくれたのは、僕がそう望んだから、ということだ」
ふざけんな。頭に血が上ってくる。だが、だが――。
「悲しいかな、このことを否定できる客観的根拠を僕は持っていない。キミはどうだい?」
そうさ。願望実現能力というチート染みた話を前にして、俺もそれを見つけられないでいるのだ。
「僕も信じたくなかったさ。だが今ではほとんど確信もしている。そしてもっと悪い予想さえ存在する」
これ以上一体なんだってんだ? 急な話すぎてついていけん、もう俺の頭はショート寸前なんだ。
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