過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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76:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:23:17.17 ID:jVBRPo/YO

「ハルヒ!」

微動だにせず直立する九曜の斜め前で、ハルヒは目を閉じたまま団長席に座っていた。

「無駄だ。九曜の力で意識を飛ばしてある」

つくづくやる事なす事汚え野郎だ。ぶん殴るだけじゃ足りそうもないぜ。

「お前、これはどういうことだ。人質にでもしてるつもりか?」

「この女の身柄を条件にどうこうはしない。尤も、どちらかと言うならば人質は貴様の方だ。

 何れにせよお前らの側の勢力の目を掻い潜ってようやく手に入れた鍵だ、丁重に扱おう。

 現状この女は無力だとはいえ何をしでかすかわからないからな」

は? 俺が人質?

「さあお楽しみの始まりだ。九曜」

九曜は呼びかけに何の反応も示さなかったが、その代わり別の所に動きがあった。

ハルヒがその瞼を開き、少しぼんやりしてからキョロキョロと周りを見渡し始める。

「え? あれ? 何、部室? あたし、有希の家に居たはずなんだけど。というかあんた達……誰?」




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