過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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81:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:36:18.60 ID:jVBRPo/YO
「終わった――そしてこれが、真の始まり――」
「ぐあぁぁっ!!」
九曜がその右腕を一気に引き抜いたことで、俺の身体から真っ赤な血が迸る。
奴はこの世のものとは思えない美しい笑みを浮かべ、腕をしならせて俺の血を飛ばした。
そして霞むように身体が透けていったかと思うと、九曜はそのまま消失した。
それに伴ってハルヒがやけに大きく鈍い音を立てて床に叩きつけられる。
「大丈夫ですか!?」
橘が崩れ落ちる俺に駆け寄り、体を支えてくる。
しかし俺は何も発することが出来なかった。
ハルヒが、死んだ?
「ごめんなさい、私のせいです……。あの、えと、とにかく佐々木さんの所へ行きましょう!
今の佐々木さんなら貴方の傷を治すことも、涼宮さんを蘇生させることもできるはずです」
橘は一度俺から離れて、倒れているハルヒを引きずるようにして抱えながら、
再び俺の腕の下に入り、体重を預かった。
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