過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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96:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:33:14.52 ID:IwlMUGAtO
朝日が完全に昇ってから、時間の許す限り中学の同級生に連絡した。
だが、その誰もが俺の期待するものを答えてはくれなかった。
一緒に塾に通うのを目撃しているはずの妹や母親も、全くそんな記憶はないと言う。
やはり、この世界では俺と佐々木は出会っていないということだ。
こうなってしまえば俺が頼れる人間はあいつらしかいない。
「我々が把握する限りでは、佐々木、と呼ばれる方で特別マークしている人物はいませんが」
「すみません、私も特に知らされては……」
「そうですか。長門、お前はどうだ?」
「私の把握する限り、この市内でも佐々木と呼ばれる人物は相当数存在している。
でも、思念体から見て特別な価値を有する個体は存在していない」
「そうか。いや、そうだろうとは思っていた。放課後、もう一度集まってくれないか? 大事な話がある」
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