過去ログ - 【モバマス】幸子「手と手のつなぎ方」
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:37:36.76 ID:jPvgBeoI0
輝子「……ね、ねえ小梅ちゃん。幸子ちゃん、変じゃない?」
小梅「うん……。輝子ちゃんがカワイイって言ってるのに……全然乗ってこなかった」
輝子「や、やっぱり……なにかあった、かも」
以下略
5
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:39:19.37 ID:jPvgBeoI0
〜ライブ会場in楽屋〜
幸子(いつもだったら狭い楽屋が、今日は嫌味なくらい広く感じます)
幸子(どうもそわそわして落ち着かない。浮き足立っている、というやつでしょうか)
幸子(……ボクらしくないですね。いつも通りやればいいんですよ)
以下略
6
:
◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:40:07.57 ID:jPvgBeoI0
幸子『今度のライブの日、どうしても外せない仕事が入った?』
幸子『一人で大丈夫かって……大丈夫じゃなくてもやるしかないでしょう』
幸子『このボクを誰だと思ってるんですか! 一番カワイイ輿水幸子ですよ!』
以下略
7
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:41:13.64 ID:jPvgBeoI0
幸子「……じっとしているから、変なことを考えるんです」
幸子「会場の様子を見れば、氣が引き締まるでしょう」
スタッフ「ライトの固定はしっかりしておけ! コードに足引っ掛けるなよ!」
以下略
8
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:41:50.59 ID:jPvgBeoI0
スタッフ「輿水さん! そろそろ衣装に着替えて待機お願いします!」
幸子「……」
スタッフ「輿水さん?」
以下略
9
:
◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:43:06.50 ID:jPvgBeoI0
〜in楽屋〜
幸子(どうしてボクは着替えもせず、机に突っ伏しているんでしょう)
幸子(どうして、自信を持って応えられなかったんですか?)
幸子(ライブ前に不安になるなんて、何度もあったのに)
以下略
10
:
◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:43:42.08 ID:jPvgBeoI0
幸子(わかってます、今まで乗り越えられたのはプロデューサーさんのお陰です)
幸子(いつも手をつないで欲しいと言えば、つないでくれました)
幸子(父親みたいに、大きな手で優しく手をつないでボクを励ましてくれた)
幸子(……だけど、今はいない。プロデューサーさんがいないとボクは一人――)
以下略
11
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:44:31.04 ID:jPvgBeoI0
幸子「!? プロデューサーさん!」ガバッ
輝子「……じゃない。ご、ごめん」
小梅「……幸子ちゃん、大丈夫?」
以下略
12
:
◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:45:46.65 ID:jPvgBeoI0
幸子「……ボクのために?」
輝子「ト、トモダチだからな。し、親友の代わりには、わ、私達じゃ役不足だけど……フヒヒ」
小梅「幸子ちゃんは一生懸命レッスン……してた。だから……きっと上手くいく」
幸子「……ボクに出来るんでしょうか」
輝子「い、いつもいいステージだった……。だから、今日もいつも通り……」
以下略
13
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:47:10.86 ID:jPvgBeoI0
幸子(……そっか。プロデューサーさんの手が安心したのは、人を想っていたからなんですね)
幸子(ボクには、プロデューサー以外にも、こんなに想ってくれる人がいるんです)
幸子「……間違いが二つあります」
輝子「な、なに?」
以下略
14
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◆QbMLM0d8YE
[saga]
2015/03/29(日) 00:48:01.80 ID:jPvgBeoI0
小梅「えっ」
輝子「わっ」
ダキッ
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