過去ログ - 真姫「カルパッチョ」
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13: ◆sUeL2bK8qk[sage]
2015/03/30(月) 17:03:50.68 ID:9DdvPy6Io
誰かが話を始めることを、誰もが期待していた。
そんな張りつめた空気の中でカルパッチョに思いを尽くす真姫の頭に、再び幻が浮かんだ。

カルパッチョ
   (真姫ちゃん、どうしたの?)

真姫 (カルパッチョさん!)

カルパッチョ
   (せっかく友達と一緒にいるんだから、おしゃべりしてみようよ)

真姫 (でも私、こわいの)

カルパッチョ
   (何が怖いのかな?)

真姫 (私の本音を聞いたら、みんなはびっくりしないかな?
    私、せっかくできた友達に嫌われたくないよ)

カルパッチョ
   (大丈夫だよ、真姫ちゃん)

真姫 (どうして?)

カルパッチョ
   (真姫ちゃんがみんなのことを大好きなように、
    みんなも真姫ちゃんのことが大好きだからだよ)

真姫 (でも、わかんないよ。
    自分の本心さえよくわかんないんだから、友達の本心は、もっとよくわかんないもん)

カルパッチョ
   (友達の本心が、知りたいの?)

真姫 (うん)

カルパッチョ
   (むずかしいけど、かんたんなことだよ)

真姫 (むずかしいのに、かんたんなの?)

カルパッチョ
   (そうだよ。
    友達の本心が知りたかったら、自分の本心を伝えればいいんだよ)

真姫 (ちゃんと伝わるかな?)

カルパッチョ
   (伝わるよ。
    大丈夫、君の世界は、いつでも君を歓迎しているんだよ。
    もし怖いなら、魔法の呪文を教えてあげる)

真姫 (魔法の呪文?)

カルパッチョ
   (カルパッチョ!)

真姫 「カルパッチョ!」


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