過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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31:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:43:18.55 ID:JxUSEnW0o
「……何言ってんの」
「痛っ……?」
櫻子は私の腕を痛いほど強く掴んで体勢を持ち上げ、私に顔をつき合わせた。
さっきまで撫子に向けていたと思われていた怒りの目は、確実に私に向けられていた。
「ねーちゃんがめぐみねーちゃんのこと、迷惑だなんて思う……? めぐみねーちゃんは今まで何を見てたの?」
「え……」
「ずっと付き合ってたんでしょ!? ずっと隣にいたんでしょ!? それはねーちゃんだって、めぐみねーちゃんのことが好きだったからなんじゃないの!?」
「…………」
「めぐみねーちゃんが嫌われるかもしれないって思ってるなら、それは二人の付き合いがそこまでのレベルだったっていうことになっちゃうよ……!」
「!」
「最高の高校生活だったんだよね……? だったら、撫子ねーちゃんがめぐみねーちゃんに思ってる気持ちだって、きっと……さぁ……」
手の力が弱まるのと同時に、櫻子はまた小さくひくついた。
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