過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:03.13 ID:JxUSEnW0o
「めぐみのこと、あんまり知らなかったけど……だからこそ、付き合ってみようって思った。今思えば、この子のことをもっと知りたいってその時に思ってたわけだから……第一印象の段階で、私はもうめぐみが好きだったんだよね」
撫子らしい、と思った。こんな考えができるところに、私は惹かれたのだ。
撫子は私たちの秘密を守るのが上手かった。演技とかは苦手なんだよって言うくせに、付き合っているそぶりを見せない技術には驚くものがあった。
私を守るために、秘密で覆いこんでくれていたのだ。
それでも私の気持ちを汲んで、定時の電話をしたり、ペアのアクセサリを見に行くのにも付き合ってくれたり……
最高の彼女ができたと、私は毎日嬉しかった。こんなにすごい人が私の彼女なんだ。夢みたい。でも夢じゃない。そんな日々を噛みしめていた。
秘密としてお互いを守りながら、一歩ずつ一歩ずつ、共に歩んできた日々。
何物にも代えられない、私たちの宝物。
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