過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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87:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 18:20:51.82 ID:JxUSEnW0o
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「……それで、撫子さんはどうすることにしたんですの?」
「普通に帰ったよ。やっぱり今も、忙しいんだって」
真夏の日の買い物帰り。あんなところに撫子さんがいる! と思って近づいてみたら、まさかの櫻子だった。頼まれたとはいえ自分で切った髪だが、やはりまだ見間違えてしまうほどに二人は似ている。
「ねーちゃんのほうが、なんかさびしそうにしてた感じ。逆にめぐみねーちゃんは、今までよりももっとパワフルになったと思うよ」
「あら、どうしてですの?」
「製菓学校の二年間が終わったら、撫子ねーちゃんと一緒にルームシェアするんだってさ。向こうでお仕事探すんだって」
「へえ……それで前向きになったんですのね」
「ねーちゃんのほうが待ち続ける側になっちゃったけど……まあもう、心配はいらないと思う」
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