過去ログ - 凛「ふーん、アンタが私のサーヴァント?」
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524: ◆ohd.LsER4s[saga]
2015/10/11(日) 03:26:53.10 ID:5fdPJwLLo

キャスターへと着弾したかに見えたその瞬間、閃光の鏃はその悉くを爆散させる――

――視界を白く埋め尽くす破滅の明滅、そして衝撃、――遅れて、轟音。


凛「……や、やったの?」

アーチャー「むふふ…、いえ…残念ながら、残った対物障壁を一方に重ね合わせて、衝撃をいなされたようですねぇ…!」


目が眩んでしまって私にはまだ判然とはしないが、――つまりは、キャスターは未だ健在。

仕留め切れていない、やはりそこまで楽な相手ではないのだ。


だが、……次に私が感じたのは、困惑。

アーチャーとセイバー、少なくともその両名はキャスターの姿を捉えているはず。

そして二人は、幼き魔女を追い立てるための術をその両者が持ち合わせている。


なのに、……動かない。

いや、――動けない…のだろうか?

だとしたら、……何故?



ようやく晴れてきた視界、……ぼんやりと浮かび上がる小さな人影は、今までのように宙に浮かんではおらず…


セイバー「地面に、降りた…? 一体、何のつも…」


そこにいたのは、ズシンと腰を低く据え、両足を大地でしかと踏みしめる、……幼き少女。

煤に塗れ、その身を鮮血に染めながらも、――ただ射貫くようなその瞳に確かな【反攻】の光を宿した、一人の戦士の姿だった。


キャスター「【来て】【おいで】――【焔煌めく凛華の瞬撃(アカイアクマ)】!!」



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