過去ログ - 凛「ふーん、アンタが私のサーヴァント?」
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◆ohd.LsER4s
[saga]
2015/10/11(日) 03:26:53.10 ID:5fdPJwLLo
キャスターへと着弾したかに見えたその瞬間、閃光の鏃はその悉くを爆散させる――
――視界を白く埋め尽くす破滅の明滅、そして衝撃、――遅れて、轟音。
凛「……や、やったの?」
アーチャー「むふふ…、いえ…残念ながら、残った対物障壁を一方に重ね合わせて、衝撃をいなされたようですねぇ…!」
目が眩んでしまって私にはまだ判然とはしないが、――つまりは、キャスターは未だ健在。
仕留め切れていない、やはりそこまで楽な相手ではないのだ。
だが、……次に私が感じたのは、困惑。
アーチャーとセイバー、少なくともその両名はキャスターの姿を捉えているはず。
そして二人は、幼き魔女を追い立てるための術をその両者が持ち合わせている。
なのに、……動かない。
いや、――動けない…のだろうか?
だとしたら、……何故?
ようやく晴れてきた視界、……ぼんやりと浮かび上がる小さな人影は、今までのように宙に浮かんではおらず…
セイバー「地面に、降りた…? 一体、何のつも…」
そこにいたのは、ズシンと腰を低く据え、両足を大地でしかと踏みしめる、……幼き少女。
煤に塗れ、その身を鮮血に染めながらも、――ただ射貫くようなその瞳に確かな【反攻】の光を宿した、一人の戦士の姿だった。
キャスター「【来て】【おいで】――【焔煌めく凛華の瞬撃(アカイアクマ)】!!」
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