過去ログ - 【咲】京太郎「死が二人を」数絵「分かつまで」【安価】
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105: ◆phFWXDIq6U[saga]
2015/04/01(水) 00:51:21.33 ID:bhexHCLno

京太郎「…あー…いや、折角だし、もうちょっとやってこうかなって…」

数絵「…」ジトー

京太郎「い、いや…その、もうちょっとで何か掴めそうなんだよ」

言い訳のように言うその言葉は決して嘘ではなかった。
目に見えた成果は出ていないが、朧げながらに掴めそうなものがようやく見え始めてきたところなのである。
もし、ここで練習を止めてしまえば、その朧げなものさえ遠ざかってしまうかもしれない。
それを思うとどうしてもここで止められず、もう少しだけやりたいとそう思ってしまうのだ。

京太郎「流石に日が落ちる前に帰るし…もうちょっとだけ…」

数絵「…信用出来ません」

京太郎「南浦さぁん…」

数絵「そんな声だしても無駄です」

自分よりも一回り以上大きな男の猫撫で声を数絵は一蹴した。
水の有無を忘れていなければ、別の反応をしていたかもしれない。
しかし、現実、京太郎は飲み物を忘れるくらいに練習に打ち込み、下手をすれば、熱中症にかかっていたかもしれないのだ。
そんな相手が日が落ちる前に帰ると言っても、信用なんて出来るはずがない。
絶対にギリギリまでやり続けると数絵は確信を持ってそう断言出来るくらいだ。



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