過去ログ - 【咲】京太郎「死が二人を」数絵「分かつまで」【安価】
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92: ◆phFWXDIq6U[saga]
2015/03/31(火) 23:35:55.28 ID:BYWkxqjPo

―― 夏の大会は一年生にとっても大きな意味を持つ。

入学から最も早く行われる公式大会。
出場する面々は皆、この時の為に鍛え上げた学校の主力級ばかりだ。
普段の練習とは比べ物にならないほどハイレベルなぶつかり合いにこれまで基礎練ばかりであった一年生の目は惹きつけられる。
自分もあんな風に動きたい。
あんな風に活躍したい。
そう思う一年生たちの中で最もそれを強く心の中で思っていたのは京太郎だった。

京太郎「はぁ…はぁ…」

彼は体格的に恵まれている。
元々、それなりだった身長は中学に入る前にグンと伸びた。
手足のバネは強靭で、ちょっとしたぶつかり合い程度じゃビクともしない。
何よりハンドボールにおいて重要視される繊細なボールコントロールを手に入れるための器用さは部内一だった。
だが、彼にはそのポテンシャルを発揮出来てはいない。




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