過去ログ - 勇者「現代に来た魔王って生活能力ないよな」
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103: ◆k2uHrt9dm6[saga]
2015/04/04(土) 17:14:06.76 ID:ZSJy3TUe0
勇者「うーん……異世界から、それも人一人を呼び出すくらいだから、転送技術を研究したほうがいい気もするけどな。まあ俺は門外漢だし、それ以前にこっちじゃ魔法的なノウハウもないだろうから詮無い話かもだけどな」もぐもぐ

魔法使い「いえ、研究が専門ではないだけで、ちゃんと理論は修めてますから。流石に世界間転送は荷が重いというだけで……。それにしても……あぁ〜、せっかく文明が進んでいそうなこちらに来たのですから、学問に没頭するのも良いかもしれませんねぇ……」もぐもぐ

勇者「伊達に勇者パーティ勤めてた訳じゃないってか。ただ……金かかるぞ」ぼそっ

魔法使い「うっ……うぅ〜。ちなみに、どれくらいですか?」

勇者「魔法使いくらいの歳で通うところだと、四年通って安くても俺の年収の半額は超える。高いと数年分なんてザラだな。ああ、こっちは365日で一年だから」

魔法使い「うっ」

魔王「……」もぐもぐ

勇者「まあ昔はもっと安かったらしい……それこそその費用を全額自分で賄いつつ通えるほどだったらしいんだけど、今となっては難しいな……ところで、魔法使いはどうやって魔法を学んだんだ?」

魔法使い「……それは……まあ、その……ええとですね……」あたふた

勇者「いや、説明が難しいなら言わなくていいけど。別に目標にする分にはいいんじゃないか? 別に金を貯めてから入ってもいいし、奨学金っていう資金を援助してくれる制度もある。多分あっちよりもいろんな制度があるから、それを当たってみてもいいしな。ただ、金が絡む制度はほとんど信用が無いとダメだから戸籍が必要だとは思う」

魔法使い「そうですか……うぅーん」

勇者「追い討ちをかけるみたいだけど、そういう学費の安い所に行こうとすると勉強も難しいしな……」

魔王「……」ごくん カラン

勇者「っと、魔王が食い終わっちまった。急いで食うか」ガバッ

魔法使い「えっ……はい!」ガバッ ムグっ

勇者「……大丈夫か?」


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