過去ログ - 京太郎「限りなく黒に近い灰色」
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145: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:00:31.72 ID:8uChUkcw0
 更にアクセルを踏み込みながら、スポーツカーを先にディーが進める。すると一度見たような景色が再び京太郎の前に広がりはじめた。

数時間前に京太郎が始めて見たオロチの世界とよく似た景色だ。

 ディーがこういった。
以下略



146: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:04:41.16 ID:8uChUkcw0
 そしてメッセージを受け取るやいなや、強烈な痛みを京太郎は覚えたのだった。眼球を納めている部分が熱を持っているような感覚である。

 メッセージがあまりにも強い力で送られてきたのでマグネタイト保有能力の低い京太郎には受け止め切れなかったのだ。結果、痛みを感じたのだ。

 とんでもない激痛が過ぎ去る前に、京太郎は大きな声を出した。
以下略



147: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:08:52.81 ID:8uChUkcw0
 ディーの解説にある発生したという山を見ようと虎城きょろきょろとしていると、ディーはあきれたようにつぶやいた。

 「あいつらいったいどれだけ無茶をするつもりだ?

 オロチが目覚めるほどの攻撃を後先考えずにぶち込んだのか? どれだけのサマナーに影響があると思ってんだあのおっさん。
以下略



148: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:13:06.29 ID:8uChUkcw0
 オロチの動きがやや収まった後のこと。まだ世界自体がゆれていたがそれほど気にならないといった状態だった。そんなときだ。

 つぎつぎと大きな山がオロチの世界に現れていた。一番はじめに大きく揺れたときにも山のようなものが現れたが、そのときに現れたのと同じようなものが次次と現れてきたのである。

今まで蒸気機関と道しかなかった世界に現れたいくつもの山々はずいぶんおかしな印象があった。しかし山脈のように連なってはいなかった。
以下略



149: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:16:51.05 ID:8uChUkcw0
 六十キロほどでスポーツカーが走り始めた。ディーの運転からすると非常にゆっくりだった。そんなときに京太郎にディーが聞いた。

「須賀ちゃん、ファインプレーだったけどどうしてわかったの? 霊感的な?」

 ディーの視線は非常に鋭かった。京太郎を責めているわけではない。ディーの目が鋭いのは、道を見極める必要があるためである。そして京太郎に質問を飛ばしているのはもしも何か変化の予兆を京太郎がつかんでいるというのならば、ヒントがほしかったのだ。
以下略



150: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:20:26.19 ID:8uChUkcw0
 不安そうだが、結果を聞きたがっている京太郎に虎城は答えた。

「ぱっとみは問題なかったよ。でも目の問題は専門で見てもらったほうがいいとおもう。違和感があったらすぐ病院にいってね。

 回復魔法は万能に近い働きをしてくれるけど、完璧じゃないからね。
以下略



151: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/04/21(火) 03:21:09.76 ID:8uChUkcw0
 ここまでです


152:名無しNIPPER[sage]
2015/04/21(火) 03:44:40.01 ID:Z2k5ARNDO



153:名無しNIPPER[sage]
2015/04/21(火) 04:00:37.84 ID:CtKc+F1DO
乙です


154:名無しNIPPER[sage]
2015/04/21(火) 07:30:52.00 ID:SnGdyND0O



155:名無しNIPPER[sage]
2015/04/21(火) 10:30:01.49 ID:gEgRWiEko
乙です


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