過去ログ - 京太郎「限りなく黒に近い灰色」
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17: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 04:51:45.64 ID:w4MVYybr0
 しかし普通に道が長かった。そのため思ったよりも話が合うハギヨシと運転手とで京太郎は暇をつぶしをしていた。

 といってもたいしたことではなくただの世間話である。車の中でいろいろと話をしているときに、京太郎は自分の趣味を聞かれた。実にたいしたことではない。そのときに京太郎はこういった。

「麻雀ですかね、最近は漫画を読んだりしてますけど」

 京太郎が答えると、運転手がこういった。

「麻雀か、お嬢たちがよくやってんな。というか、須賀くんは漫画とか読むんだな、アウトドア派だと思ってた。須賀くんは麻雀強いの?」

 京太郎はこういった。

「いえ、ぜんぜんですよ。やっとやっとです」

 京太郎が答えると、運転手がこういった。

「俺なんかさぁ、麻雀できないんだよねぇ。トランプとかも怪しいな。なんか、感覚が冴えちゃってさ、ちょっとした傷が目印になって模様が予想できちゃうのよ」

 運転手の話を聞いて京太郎は少し大きな声で同意した。

「俺もっすよ! 大変ですよね、あれ。常にイカサマしてるみたいで」

 京太郎が愚痴ると運転手は大きくうなずいていた。そして少し大きめの声で続けた。

「おっ! 須賀くんもか! わかるわかる。なんか、罪悪感が半端ないんだよな。まぁ、抑えようと思ったらできるけど、これがつらくてな。須賀くんもそのうちできるようになるぜ」

 運転手がこういうと、京太郎は少しほっとした。自分と同じような人がいて、よかったと思ったのだ。

 ほっとしている京太郎を見て、ハギヨシがこういった。

「まぁ、須賀くんのマグネタイトの総量と魔力なら一週間くらいで上手くコントロールできるようになるでしょう。

 マグネタイトの総量が増えたことと、魔力を急に得たことで、発散が上手くいっていないのですよ。許容量以上のエネルギーが内側にたまってしまって感覚が常に強化されているのです。

 上手く発散できるようになるまでは目を閉じて遊ぶしかないでしょう」

 ハギヨシの説明を聞いて、運転手が笑った。

「麻雀牌をみないで麻雀を打つのか? 絶対に突っ込まれるって。まぁ、一週間ならすぐだな。俺のときは一ヶ月くらいかかったからな。最悪だった。

 そういや、須賀くんは漫画を読むらしいけど何系を読むの? ジャンプ系? ガンガン系?」

 京太郎は答えた。

「何でもいけますよ。今はまっているのは、あれですね、高校生が戦艦を日本刀でぶった切る」

 京太郎がここまで言うと、運転手が割り込んだ。

「あぁ、ハギちゃんが好きなやつか。ハギちゃん、集めてたよな。確か今日、最終巻の発売日だとか……だろ? ハギちゃん」

 運転手がこういうと、ハギヨシは少し誇らしげにこういった。

「そうですよ。仕事が終わったら、買いに行くつもりです。
 それにしても驚きましたね、須賀くんがあれを知っているとは。面白いのになかなか読んでいる人がいなかったんですよ。職場で広めるわけにもいかないですし」

 と、それからは、運転手とハギヨシと京太郎の漫画の話が続いた。その後、龍門渕に到着した。






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