過去ログ - 私の名前は宮永和【咲―Saki―】 -SS速報VIP

過去ログ - 私の名前は宮永和【咲―Saki―】

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72:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:21:43.84 ID:0+5MI2vf0
和（最近、こうして原因不明の熱を出すことが多い・・・。

日本でのプロの試合では盤石に勝っているけれど、私の眼は誤魔化されません・・・。

槓からの嶺上開花率が下がっている。

以下略

73:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:25:29.44 ID:0+5MI2vf0
咲「そっか・・・和ちゃん」

和「はい。飲み物ですか？」

咲「ううん、そうじゃなくて・・・急な話でなんだけど・・・。

以下略

74:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:29:39.21 ID:0+5MI2vf0
咲「ゆっくり考えてくれていいから」

和「どうして・・・どうして・・・っ！　そ、そんなこと・・・言うんですか！？

　熱に侵されてしまってるんですね、そうですね？！」

以下略

75:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:32:09.95 ID:0+5MI2vf0
でも、咲さんの気持ちは変わらないようでした。

その日を境に夫婦の会話も少なくなり、咲さんはいつも何か思いつめたよう。

私の必死の懇願も聞いてくれません。

以下略

76:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:35:03.77 ID:0+5MI2vf0
和「咲さん・・・それでは」

咲「うん」

和「実家に・・・帰りますね」

以下略

77:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:38:05.23 ID:0+5MI2vf0
重く玄関のドアが閉まる音を後にして、

私は遥を抱きかかえて家を出ることになりました。

振り返っても・・・そこに咲さんの姿はありません。

以下略

78:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:40:16.94 ID:0+5MI2vf0
実家では久々に戻った私を気遣ってか、歓待してくれました。

遥が寂しくないように、と与えられるおもちゃの数々・・・。

そんな物質的ものが本当に必要じゃないことぐらい、誰もがわかっていましたが・・・。

以下略

79:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:42:19.06 ID:0+5MI2vf0
そして、私が実家に戻ってから１ケ月くらい経ったある日のことです。

その日も私は咲さんからの連絡を待っていました。

こちらから連絡は取らない方がよいと思ったんです。

以下略

80:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:46:16.48 ID:0+5MI2vf0
和父「聞いてなかったのか、和」

和　「本当に私たちを置いて・・・メジャーへ行くなんて・・・SOA」

和父「いくらなんでも、この仕打ちはあんまりだ。和。私に任せろ」

以下略

81:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 19:50:36.13 ID:0+5MI2vf0
暫く私は自室に寝かされていたようです。

その間、ものすごく・・・長い夢を観ていた気がします。

なんだか耳元で小鳥が鳴いているような・・・。

以下略

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