過去ログ - 雪風「ただいま」
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9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/31(火) 18:22:00.04 ID:5f1jLFQY0



「うあぁ……!」

いくら歳を重ねたとはいえ、心の神髄は変わることはない。
目の前で彼女の死を目撃した私にとっては、今の状況程嬉しいものはない。

目の前で救えなかった彼女を想い、私の心は後悔の念だらけだったのだ。

そんな彼女が目の前にいる。本来ならその場で私は泣きじゃくっていただろう。
だが心で思う前に、私は彼女の胸へ駆けだしていた。



「うあぁああぁああああぁぁあああぁぁあん!!!」


「あらあら」


彼女は優しく、胸に飛び込んだ私を抱きしめてくれる。


「うふふ。いつまでたっても雪風は泣き虫ねえ」


「やま……大和ざん……!」


涙が止まらない。
ずっと会いたかった、大好きな人。

建造は同時期とはいえ、最初から私とは機能も年齢も雲泥の差があった彼女。
守りたかった。ずっと。守りたかったの。
私。みんなを。





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