過去ログ - 【咲-saki-/安価】京太郎「ギャルゲー…?」 玄「おもち!おもちィ!!」【part2】
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◆I3gIBTUqAk
[saga]
2015/04/11(土) 21:22:23.87 ID:WPFWp15Eo
『クリスマス』
12月24日、世間がクリスマスムード一色に染まり恋人たちが2人の時間を過ごしている時、その少年は雪の中を走っていた。
「くっそ、まさか電車が止まるなんて……!」
この日、突然の大雪に見舞われてほとんどの交通機関は停止していた。
彼は必死に走りながら時計に目をやる、時刻は18時を少し過ぎたくらい。
「流石にもう待ち合わせ時間過ぎてるかぁ。アイツ、怒ってるよなあ」
彼は今日、ある少女と一緒に過ごす約束をしていた。
この日の為に続けてきたバイトを終えてその待ち合わせの場所に向かう途中、突如降りだした雪の影響により電車が止まってしまったのだった。
更に不幸なことに彼はとことん付いていなかったらしくスマホを家に忘れてきていた。電話番号さえ分かれば公衆電話から連絡することが出来たが普段アプリで連絡を取り合っていた為、スマホを確認しなければ彼女の電話番号が分からないのだ。
結果、彼は待ち合わせ時刻の17時半を過ぎても尚待ち合わせた場所に向けて足を動かしているのである。
既にかなりの距離を走っているが中学時代のハンドボール部と高校に入ってからとある友人の影響で日課になった登山のおかげでどうにか目的地まで走りきれそうではある。
だが、問題は時間だ。
向こうに到着したとして、彼女が待っている保証は無い。というかほぼ確実に帰ってしまっているだろう。
「頼む、待っててくれっ」
彼の悲痛な声は雪の降る空へと虚しく消えていった。
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