過去ログ - 【咲-saki-/安価】京太郎「ギャルゲー…?」 玄「おもち!おもちィ!!」【part2】
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944: ◆I3gIBTUqAk[saga]
2015/04/15(水) 23:25:23.68 ID:Cnvnouelo

最下位を走っていたクラスのメンバーが遂に俺の元に辿り着いた。バトンを受け取り全身全霊で疾走する。
前を走っていた集団の背中がみるみるうちに大きくなっていく。
団子状態で競り合っていた集団を一気に追い抜かして更に加速する。
他の選手達も次々に抜き去って残るは先頭を走る1人だけだ。
いける。そう思い加速しようとしたその時、足に激痛が走った。
万事休す、ここまでか。そう思って諦めかけた俺の耳に飛び込んできたのは穏乃の声だった。

「京太郎ぉぉぉおおおおおっ諦めるなぁああああああああああああ!!!!!!!」

その声によって俺の闘志は再び燃え上がる。
歯を食いしばり力強く地を蹴って進む。
前を走る背中が少しずつ、だが確実に大きくなっていく。

「俺の、勝ちだ……!」

ゴール直前、遂に俺は先頭のランナーを追い抜かしトップに踊りでた。

『ゴォォオオオオオオオオオオル!!!!!須賀選手!最下位からまさかの大逆転だぁあああああああああ!!!』
『ちょっ、こーこちゃんうるさっ……』

ゴールと同時に倒れこむ。

「きょーたろうっ」

上半身を起こすと同時に穏乃が抱きついて来る。

「すごかったよ!おめでとうっ!!」

そんな穏乃の笑顔が何よりも嬉しくて俺はついつい顔をほころばせる。

「じゃあ、保健室行こっか」

「気付いてたのか……?」

「京太郎のことだよ?私が気付かないわけないじゃん」

敵わないなぁ、そう苦笑しながら俺は穏乃に支えられて保健室に向かった。



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