13:名無しNIPPER
2015/03/31(火) 22:35:03.35 ID:UayEtmuS0
どれくらい撫でていただろうか。徐に周子が俺の手を掴むと、
「Pさんの手…好き」
と呟いた。
ヤバい。周子の手が柔らかいのもヤバいが、好きって言われたことがもっとヤバい。
泣き止んでくれたようだが、顔は俯いたままだ。
「Pさんはどーしてあたしをスカウトしたの?」
「可愛いと思ったからだよ」
俺は素直に答えた。
ここで、変に恥ずかしがると、また周子を勘違いさせてしまうかもしれない。
「どこが?」
「透き通った白い肌と、丸みのある狐目…かな」
「他には?」
周子と目が逢う。きっと赤く腫れてしまったのだろう。まだ薬局はやってるだろうし、あとで目薬を買ってやろう。
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