5:名無しNIPPER
2015/03/31(火) 22:29:02.88 ID:UayEtmuS0
「だってさ、あたしも少しは遠慮しなきゃなーって思うし、ね?」
「ね?じゃない」
ちくしょう、可愛いなぁ!とは口に出さない。別のアイドルに言ってしまった苦い経験が喉奥で言葉を抑える。そのアイドルは調子に乗り、ボクはカワイイと今でも言い続けているので、そんなのが増えるのはごめんこうむりたいのだ。
「で、今日は何が食べたいんだ?」
ため息交じりに尋ねると、周子は目を細めてニコッと笑う。
「お寿司。回るお寿司でいいよ」
こいつ、可愛すぎるだろ。さっきから道行く男性たちの視線が周子に集まっているのを感じる。羨ましいだろ?と心の中で得意気に自慢する。
「それじゃ、寮の近くでいいか?」
言うよりも先に歩き出すと、左側に並んだ周子からいい匂いがする。他のアイドル達はもう少し離れて歩くのに、周子は腕を絡めてきそうな距離で歩くので、いつも気が気でない。
周子はまだデビューもしていないので、写真を撮られる心配しているのではない。
俺の理性が持つか気が気でないのだ。
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