7:名無しNIPPER
2015/03/31(火) 22:30:36.62 ID:UayEtmuS0
「周子ちゃんが話しかけてるのに無視って酷いなー」
口調は軽いが、目は怒っている。
「悪い、考え事をしてた」
「あたしがいるのに?」
お前がいるからだよ!と心の中で叫び、これって恋人同士みたいじゃね?と、童貞よろしく思考をこじらせる。
そう、俺は童貞だ。童貞で、
「悪かったって」
こういうとき、卯月達ならどうしていたか。
思い出すよりも先に周子の頭に手が伸び、そのままわしわしと撫でていた。
「ちょ……そんなに子どもっぽく見えた?」
「いや、そんなことないぞ」
「じゃあ何で?」
「卯月達もたまに拗ねるんだよ。そういうときは頭を撫でると機嫌が…うっ!」
ていっ!の掛け声とともに脇腹を小突かれた。
「なんだ…うぉっ!」
また脇腹を。今度はちょっと強い。
その後、回転寿司に着くまで同じやりとりが何度も続いた。
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