過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0
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119:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:48:47.65 ID:tmg9xEjI0
18:00  2階リビング

??「・・・。」

ギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

体を血に染めた者が、扉を細心の注意を払って開ける。

ボタ・・・ボタ・・・。

その者の足音は無音だったが、体から、ナイフから垂れる血の音によって完璧に無音では無かった。

??「・・・・・・・・。」

その者は寝ている亜里沙のソファの前に立ち、亜里沙を見下ろす。

亜里沙は毛布を頭までかぶっていた。

??「・・・フフフ。」

ポケットに入っていた二本のナイフを両手で静かに持ち、片方を逆手に持ち変える。

その姿は完璧な殺人鬼だった。

両手が凶器でふさがった今の『彼女』は扉を開ける事も、弓を射る事も、ダンスをする事も出来ない。

そういった意味で、彼女は完璧な殺人鬼だった。

??「・・・っ・・・ハァ!!!!」

両手に持ったナイフを一気に毛布を突き刺す。

その後もメチャクチャに何度もめった刺しにする。

ドスドスドスドスザシュザシュグシャソシュソシュグシャアアアアア!!!!!!

ナイフを刺すごとに音が聞こえる。

それはまるで、ナイフが獲物にありつけて狂喜している様だった。

??「っ!!っ!!あぁ!!っ!!」

ドスドスドスドスドスドスドスドシドスドスザシュグシャ!

??「シャアアアアアアアアア・・・えっ・・・?」

何かがおかしい。

その者は思った。

毛布はナイフでめった刺しにしたせいで穴だらけだ。

当然その下にある亜里沙も穴だらけで、血が飛び散るはず。

しかしなんというか・・・人を刺した時の感じるぬちゃっとした音と感触が無いと言うか・・・。



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