過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0
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245:名無しNIPPER[saga]
2015/04/04(土) 14:21:17.88 ID:Z4dhcZc20
絵里はもう狼狽している様子はなく、蛇が獲物を捕食する時の様な、そんな目をしている。

絵里「・・・えぇ、やっと『分かった』わ。」

亜里沙「・・・。」

その目を見て、姉はやっと考えに至ったのか、と亜里沙は心の中でほくそ笑む。

亜里沙「やっと『分かった』のね、お姉ちゃん。」

絵里「・・・えぇ、理解が遅くてごめんなさい、亜里沙。」

亜里沙「えへへ、良いよお姉ちゃん。」

にこはそれを見て、皆が自分の意見に賛同したのだと思って、安心する。

にこ「でも亜里沙、海未を殺す事は無かったんじゃない?海未だって話せば分かってくれたわよ。」

それを聞いた亜里沙と絵里は思わず顔を見合わせて、苦笑する。

にこ「・・・何がおかしいのよ?」

亜里沙「何でもないですよ・・・。
殺す必要はありましたよ?だって、海未さんは銃を撃っていないんですから。」

にこ「・・・それはどういう意味?」

絵里「海未の銃はね、まだ発砲していないのよ、亜里沙以外が持っている銃は、一発撃つごとに撃鉄を起こさなきゃいけないの。
・・・簡単に見えて、結構難しいらしいわよ?」

にこ「何の話をしているのよ?あなたたち・・・?あり・・・っはっ!!!」

亜里沙はようやく分かったのかと、苦笑しながら銃をにこに向ける。

にこはやっと亜里沙が何の話をしているのかを理解した。

『海未はまだ撃てる銃を持っていたから先に撃った。』

そして、にこは最後まで気づかなかった。

にこと亜里沙の射線上にいた絵里がいつの間にか、亜里沙の後ろに移動していた事に・・・。

・・・なんでもっと早く気がつかなかったのだろうか。

さっきこの島では全てが爆発で上塗りできると、理解したはずなのに・・・。



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