過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0
1- 20
257:名無しNIPPER[saga]
2015/04/04(土) 14:31:59.99 ID:Z4dhcZc20
ごん!!

ごんっ!!

ごんっ!!

雪穂の言葉に亜里沙は答えず、頭を狙って振り下ろす。

雪穂「やめて、いたいいたいいたいいたいいたいよぉぉぉぉ!!指折れてるんだよやめてよおおおおおおおお!!!!あっ、ああああああああああああああああ!!!!!」

雪穂の左手が、力を無くした様にペタンと床につく。

肘にバットが当たり、骨が折れてしまったようだった。

亜里沙「はぁ・・・、はぁ・・・。」

亜里沙は静かにバットを下す。

雪穂「な、何で、何でこんな事するの!?ヒドイ!!ひどいよ亜里沙!」

亜里沙「・・・ごめんね?雪穂?痛い?本当なら痛みも感じる暇なく逝ける様に
寝ている所を襲おうと思っていたんだよ?でも雪穂起きちゃうから・・・。」

雪穂「何で?なんでこんな事するの?ことりさんを殺したのって亜里沙だよね!?
ねぇどうしてよ!?答えてよ亜里沙!!!!」

雪穂は半ば狂乱になりながら亜里沙を糾弾する。

それに対して亜里沙の返事はあっけない物だった。

亜里沙「雪穂、この事は忘れて?」

雪穂「は・・・?何を言って・・・。」

亜里沙「この事は忘れてよ、雪穂。
明日の夜には全てが無かった事になっているからさ、
突然の事故で、私とお姉ちゃん以外はみーんな死んじゃうの。
それまで私達は、これでもかって言うくらい楽しんでいたんだよ。
μ'sは、世界で一番仲が良くて、数いるスクールアイドルの中でも
とびっきり最高のチームで、私の憧れの先輩たち『だった』。
・・・そうなるんだよ。だから、これは夢なの、忘れて?雪穂」

亜里沙が何を言っているのか、雪穂に意味が分かる訳もない。

雪穂が分かるのは、亜里沙が自分を殺す事に、なんら躊躇していないという事・・・。

・・・かわいくて優しくて、頭の良い、一番の親友が、どうして・・・。

雪穂は訳も分からず、涙が溢れる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
296Res/360.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice