過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0
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266:名無しNIPPER[saga]
2015/04/04(土) 14:37:44.17 ID:Z4dhcZc20
海未「あなたそれでも人間ですか!?お金の為に人を殺すなんて!!」

亜里沙「資本主義のこの世の中で、お金はいわば、命の様な物、栄養です。
それを養う為に他者を殺す事が、そんなに悪い事ですかね・・?
それに、あなただって、内心これで良かったと思っているんじゃないですか?」

海未「っ・・・!?どういう事ですか!?」

亜里沙「簡単な話ですよ、もしあのまま銃の暴発が起こらなかったら、私達は
ずっと口論を続けていたでしょう。
そうすれば、海未さんなら、いえ、あの場にいた全員が私と同じ答えにたどり着き、
実行したんじゃないですか?」

海未「そんな事・・・、考えもしませんよ!普通の人なら!!」

亜里沙「どうですかね・・・?現にお姉ちゃんは遅かったとは言え、私の企みに気づきましたし、にこさんもこの島を爆発させれば証拠を隠ぺい出来る所までは気づきましたよ?
賭けてもいいですが、もしあのままにこさんの策に乗っかって、私とお姉ちゃんと海未さんが気づかなければ、確実に殺されていたでしょうね。」

海未「・・・。」

亜里沙「そういった意味では、あの場にいた全員が殺人鬼なんですよ。
ただ、考えが早いか遅いかの違いなだけ・・・。
海未さんもですよ?あなたがならなかったのは、暴発に救われた事と、私とお姉ちゃんが先に考えに至ったから、ただそれだけです。
もし海未さんがあの中で誰よりも考えが早かったら、あなたが私の役をやっていたと思います。」

海未「・・・・・・・・・っ!」

・・・わからない。

しかし、海未も亜里沙に言われてうすうすそうかもしれないと思えてきた。

あの時、自分は暴発に救われただけで、口論が続けばにこや、亜里沙に殺意を持ち、それを実行したのかも・・・?

海未はその可能性を否定できない。

その答えは、欠片を渡る事の出来る、魔女にしか分からない。

・・・海未が殺人を犯していた未来も、あるのかもしれない。

だから海未は、銃を握りしめながら、沈黙するしかなかった・・・。



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