過去ログ - 絢瀬亜里沙「犯人は・・・あなたです。」ver2.0
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/04/01(水) 03:06:57.06 ID:FV/EMCk60
真姫母「ねぇ・・・真姫、あの日、何があったの?なんであなた達はいなくなってしまったの?」

警察によるならば、爆発の原因は戦前に残っていた不発弾による暴発だ。

しかし小さい島とはいえ、それを全壊させるような爆発・・・一体地下にどれほどの爆弾が眠っていたのか。そして何故この島にあったのか。

この島を買い、別荘を建てた真姫の祖父からそんな事は聞いた事がない。

警察による捜査でも何も分からずに終わってしまった。

所謂、迷宮入りという訳だ。

まさかそんな言葉を小説以外で聞くとは思わなかった。

真姫母「でも、そんな事はもういいのよね。どうだっていいわ。真姫、ゴメンね。私もう疲れたの。

真姫の所に行っても・・・いいわよね。」

真姫母がこの島にきたのは墓参りに来ただけでは無かった。

真姫母はポケットからケースを出す。

そして、ケースからカプセルを手のひらに出した。

・・・そのカプセルがどの用途で使われるのか、それは医者だった真姫母が一番わかっていた。

この島に行けば何か分かると思ったけど、行くのが遅かったみたい・・・。

ううん、例え速く来たとしても、警察でも分からなかった事を、私が分かるとは思えない。

真姫母「・・・真姫、今から行くわね。・・・ングッ!」

真姫母はカプセルを飲んで水を飲むと、静かに目を閉じた。

その顔は安らかだった。



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