過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 16 【安価】
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111: ◆GVCfHyzjmtRo[saga]
2015/04/03(金) 05:02:58.65 ID:GKhJNPPYo

>>107 3  23 アルゴが気付く。


アルゴ「ま、有利だからとか言う理由ではごめんだよネ」

アスナ「それはまぁ……その……」

アルゴ「んデ、どこまで進んだのかナ?」

アスナ「ノーコメントです」

アルゴ「アー坊、帰ったらちょっとメッセージで質問……――あ」

キリト「あ?」

アルゴ「……手紙ダ、アー坊」

アーテル「何がだ?」

アルゴはメインメニューを開き、何度かタップして白紙のスクロールをオブジェクト化した。

アルゴ「コレ」

キリト「……!なるほど、ストレージの中に置手紙を入れるんだな」

アスナ「ああ……いや、でも気付かなかったらどうするの?」

エギル「ストレージウィンドウをノックしたら共有してる相手に音が伝わる仕様ならモールス出来るんだがな」

キリト「で、出来るのか、器用だな……いや、待てよ……合図出来さえすればいいのか」

アルゴ「アー坊、試しにスクロールをオブジェクト化してトモちゃんへの伝言を何か書いてストレージに入れてみてくれル?」

アーテル「別に構わんが、どれ」

アルゴと同様にメインメニューを開き、コミュニケーションタブに移動しタップ、

メニューから選択してメモ書きや伝言に用いる白紙のスクロールをオブジェクト化する。

所有権が俺にある状態なので指先で自由に書き込みが可能なそれに、とりあえず『結婚しよう』と書いた。

アルゴ「もうしてるダロ!いやそうじゃなくてだナ……それでもいいんだケド、うーン」

アスナ「アーテルさん、これさっき箱から出たポーション+3なんですが」

アーテル「うむ?」

アスナ「トモミさんに頼んで《圏内》から《ギルドメンバー専用共有ストレージ》に入れて貰ってもいいですか?」

アーテル「ああ、構わんが」

キリト「な、なるほど……ダンジョン内からは《ギルドメンバー専用共有ストレージ》にアクセスできないから証明になる」

キリト「……あ、駄目だ、アクセス出来ないから俺達もここからじゃ確認できない」

アスナ「《圏内》に居るギルドメンバーの誰かに聞けばいいじゃない」

アスナ「トモミさんがギルド宛に出した『《ギルドストレージ》にポーション+3を3本預けます』って言う連絡メッセージが届いていたら成功よ」

エギル「もしそいつが可能だとすると……その逆も可能って事になるか」

アスナ「予め《ギルドストレージ》に入れておいたアイテムを、ダンジョンに居ながらにして使えるかもしれないですね」

キリト「条件が厳しいし、時間がかかるから緊急時には使えないけど……出来るってだけでも有用な情報だよな」

《ギルドメンバー専用共有ストレージ》に移して欲しい旨書いたスクロールと、ポーション+3を3本ストレージに入れる。

その後キリトのアイデアで◆所持容量限界、つまりストレージの最大容量を変化させての合図を試みた。

具体的には黒鉄(クロガネ)と星声(ホシノコエ)を《クイックチェンジ》でゆっくり交互に切り替えただけなのだが。

《鍛冶》スキル熟練度上げをしていてくれたお陰か、幸いトモミはすぐに気付いてくれた。

ストレージから俺の入れたスクロールとポーション+3が3本分消えた後、代わりに入れられたスクロールをオブジェクト化する。

指先で書くのに手間取ったのか、不器用な感じの字が愛くるしいトモミの手書きメッセージを見せたら拍手を頂戴した。

『入れておきました。あと他に何か必要なものはありますか?』



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