128: ◆1rDMWX8C56[saga]
2015/04/22(水) 21:26:54.04 ID:d9sWzxKt0
山田「……嘘だ……嘘だぁぁぁぁっ!!!」
苗木「ちょ、山田クン!!」
石丸「待ちたまえ!山田くん!!」
山田は涙を振り撒きながら、洞窟の出口へ駆けた。
その後を追うように、苗木たちも洞窟から出る。
エリア「山田お兄ちゃん……」グスッ
――村内、役場
舞園「山田くん!?」
石丸「どこにいるのかね!?」
苗木「姿を見せてよ!!」
大和田「山田ァッ!!」
洞窟を飛び出し、一気に村の役場まで辿り着く。
そして、いなくなった山田を呼んだ。
すると、山田の代わりに、例の怒りっぽい役員が来た。
役員「あぁっ!クレーマーの方々!!ちょっとこちらへ来て下さい!!村長が、村長がっ!!」
苗木「え!?」
役員は酷く慌て、苗木たちを奥の部屋へと案内した。
――山田の部屋
ソンチョウ!!ハヤマラナイデクダサイ!!
イヤダー!!モウボクハシヌゥッ!!シヌシカナインダァッ!!
チョット!!ハヤクトリオサエテヨ!ア、ホラ!ケンモトリアゲテ!!
ヤメロ!ボクノジャマヲシナイデクレー!!
部屋に入ると、そこはあわや大惨事。
剣を持った山田が自殺をしようとするところを、役員が総出で止めているのだ。
苗木「な、何してるの!?」
山田「見て分かりませんか!?今から僕は死ぬんだぁあああっ!!邪魔をするなぁああっ!」
片手に持った剣を振り回し、取り押さえていた役員を離させ、自分の首に剣を突き付けた。
石丸「や、止めるのだ!!」
山田「さようなら皆さん……僕のことは……忘れないで……」
そう言って、山田は首を切ろうとする。
しかし……
役員「ヤメロォォォォォッ!!!」
山田「ぐうぇっ!?」
役員がブチ切れ、山田にタックルをする。
反動で剣が山田の手から落ち、再び取り押さえられる。
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