15: ◆1rDMWX8C56[saga]
2015/04/01(水) 23:36:18.96 ID:8rMKd8Ah0
3人は歩き、遂に村に辿り着いた。
村は、家が5軒と、石の塔があるくらいの、小さなものだった。
村人たちは農作をしたり、本を読んだりしていた。小さくても、貧しい村ではなさそうだ。
砂利の道を歩いていると、頭が寂しい中年の村人が声をかけてきた。
??「あなた方、旅のお方ですか?」
石丸「はい!僕は石丸清多夏!こちらは大和田紋土クン!そしてこちらは、苗木誠クンです!」
大和田「……よろしくな」
苗木「あ、は、初めまして……」
??「そうですか……私はこの村の村長を務めています、ラザレフと申します。旅のお方、今晩の泊まり先にお困りのようで。あちらの家は空き家となっております。どうぞご自由にお使い下さい。」
苗木「え、良いんですか?」
村長「えぇ、構いません」
石丸「誠にありがとうございます!このご恩は決して忘れません!」
村長「ホホッ……それでは、私はこれで……あぁ、そうそう。夜になったら、用心してくださいね?ホホホホッ……」
大和田「……?おい、ちょっと待てや!お前!用心しろって……どうゆうこった!?」
村長「……フフッ……さぁ?夜になれば、分かるのではないですか?ホホホホホッ……!」
村長は不気味に笑うと、自宅であろう民家に入ってしまった。
空を見上げると、もうすっかり日が暮れていた。もうすぐ、夜だ。
148Res/118.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。