105:名無しNIPPER
2015/04/03(金) 20:13:04.40 ID:pW/g0JwZ0
美嘉とのLIVE当日。
そのLIVEを見にきた客でごった返しになった会場外を抜けて中に入ると、既にそこはピリピリした空気に包まれていた。
「「「…」」」
卯月も凛も未央も流石に初めての光景に息を飲んでいるようだ。
一応ホームなのに、アウェイ感が物凄い。
今からこの空気の中で、自分らがLIVEの参加者となるのだ。
初仕事でこんな息苦しい思いをするとは思わなかっただろうな。
…でも、今更後には引けない。
「さ、行こっか」
三人の背中を軽く押して、楽屋へと入っていく。
そこには346プロビルで見た有名アイドル達がメイクをしていた。
和やかな雰囲気で、これから大規模のLIVEに向かうなどこれっぽっちも思えない。
これがベテランアイドルというものなんだな。
そう思って三人に目をやると、やはり緊張気味。
今、目の前にテレビに出ているアイドルが何人もいるもんな。
もしかしたら夢ではないか。
そんな事を思っているのだろう。
最も、僕もまだこの世界を夢だと思っているけれど。
「ほら、挨拶しなくちゃ」
僕の声で我に返った三人は、挨拶をし、たどたどしく自己紹介をしていた。
…本当に大丈夫かな…。
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