155:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:39:23.83 ID:Or5Afvo1O
「みく、ちょっといい?」
「……今更何だにゃ」
「お前達の事を放ってる訳じゃないんだよ」
156:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:40:44.31 ID:Or5Afvo1O
それからは大変だった。
店の責任者やイタそうな店員に平謝りし、346プロの役員に謝り、部長に謝り。
これもプロデューサーの仕事だと自分に言い聞かせてはいたけど、人に頭を下げるのはいつだってキツイ。
157:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:41:27.52 ID:Or5Afvo1O
「ラブライカ…」
「あ、はい…一応二人で相談して…」
ライカ…聞き覚えがあるなあ。
158:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:42:22.91 ID:Or5Afvo1O
「これが、私達の歌…」
「Прохладно…とても、クールです」
彼女達の歌を考えている時、またもやスーツのポケットからCDが出てきた、というか生えてきた。
159:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:43:26.12 ID:Or5Afvo1O
冬になると、朝が遅く、夜が早い。
だから学校が終わる頃にはもう真っ暗だ。
ちょうどそれくらいの時に事務所に入ると、卯月達が何やら楽しそうに話していた。
160:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:44:24.22 ID:Or5Afvo1O
「え?私にですか?」
二日後、良い案が浮かばず期日が来そうだったのでちひろに聞いてみる事にした。
「んー…シンデレラガールズプロジェクトの切り込み隊長を務めてもらう訳ですからねえ…」
161:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:45:10.45 ID:Or5Afvo1O
「と、いう訳で」
「これ、すっごく良いです!私達のユニット名、これが良いです!」
「うん!かっこいいし、まさに私達に相応しいよねぇ!」
162:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:46:09.53 ID:Or5Afvo1O
「いやー…ついに私達もCDデビュー…たまらないねぇ!」
レコーディングスタジオに来たのは初めてで、そして今から自分達が歌う歌が収録され、販売される事に興奮を隠せないようで。
「恥ずかしいから静かにしててくれる?」
163:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:47:07.61 ID:Or5Afvo1O
まだ年頃の女の子達という事もあり、何から何までが初めての事で、慣れてないのは当然と言えば当然。
そして僕も、まだ子供である彼女達にどう接していいのか分らなかった。
結局途中で開き直って、いつもの仲間に接するくらいの気持ちで接する事にした。
164:名無しNIPPER
2015/04/04(土) 23:48:05.97 ID:Or5Afvo1O
レコーディングが終わってからは、デビューする新人アイドルという事で取材を受けていた。
相手は吉澤という人で、こういった仕事は慣れっこのようで。
緊張してガチガチな卯月に対してそれとなく助言をしながら質問していた。
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