171:名無しNIPPER
2015/04/05(日) 00:02:23.25 ID:au7xM2SJO
…。
「…あー…」
もう夜の11時、か。
なんだかんだでこんな時間になってたのか。
…どうりで周りが静かだと思ったよ。
「GACKTさん、お疲れ様です」
軽めのノックがされた方向へ顔を向けると、そこにはちひろがにこやかな笑顔で立っていた。
「あれ?ちひろまだいたんだ」
「それ、私の台詞ですよ?…ふふっ」
「いけないなあ。女の子がこんな夜遅くまでいちゃあ」
「…こんな夜遅くまで、彼女達の事を考えているんですね」
しょうがないよ。プロデューサーなんだから。
自然に謎の栄養ドリンクを僕の机に置こうとする彼女の手を制止して再び作業に戻る。
「…彼女達は、まだ階段を上り始めたばかりですからね」
「…そうだよ。でもその階段に終わりはないんだよ」
「…?」
「こういうことに終わりなんてあっちゃならないんだよ」
「…そう…ですよね」
「じゃ、まだ仕事あるから」
「…後どれくらいですか?」
「…もう少し、かな」
「…お腹、空きました」
…。
「…じゃ、手伝ってよ」
「はい!」
あはは。積極的な女の子は好きだよ。
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