291:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:18:45.94 ID:Og21gkmJO
「えー?例えばどんなの?」
うーん…。
「処女です、とかかな」
292:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:20:34.87 ID:Og21gkmJO
イベント当日。
思ったよりも観客が集まっている。
まだまだ美嘉のLIVEに比べれば寂しいものだけど。
293:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:21:40.90 ID:Og21gkmJO
「それでは登場していただきましょう!デコレーションの皆さんです!!」
本番が始まって舞台袖から走って出ていくきらり達。
莉嘉、きらり、みりあの順番で上がっていくのだけど。
294:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:22:34.26 ID:Og21gkmJO
「お疲れー」
トークだけのイベントだったけど、3人にとってはとても貴重で忘れられない事だったようだ。
楽屋代わりのテントの中でまだ余韻に浸っている。
295:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:24:11.44 ID:Og21gkmJO
「…」
「入るよー」
しばしの沈黙の後、僕の後ろで誰かの声がした。
296:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:26:12.03 ID:Og21gkmJO
「んー…えっとねぇ…莉嘉はGACKTさん見過ぎ!」
「えっ?ホントー?」
「きらりちゃんは……ちゃんと、出来てたね!」
297:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:27:18.16 ID:Og21gkmJO
「それとGACKTさん、ちょっといい?」
それとなく注意を呼びかけようとした僕の声に被せるように美嘉が声を発する。
「何?」
298:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:29:33.84 ID:Og21gkmJO
「何なの?」
きらり達のいるテントから少し離れた所で止まり、僕の方に向き直った彼女。
ちょっと怒り気味で美嘉に質問すると、美嘉もまた眉間に少しだけ皺を寄せていた。
299:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:32:28.56 ID:Og21gkmJO
「きらりちゃん、時折すっごい悲しそうな顔してたよ」
…。
「あれが?」
300:名無しNIPPER
2015/04/07(火) 21:34:01.92 ID:Og21gkmJO
「正直、あたしの事そこまで好きじゃないでしょ?」
「どっちでもないかな」
「顔、物凄い嫌そうな顔してるよ」
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