332:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:03:46.52 ID:DWLvYZUIO
事務仕事を一段落させ、自分の部屋から出る。
事務所内に行くと、アーニャが珍しくソファにだべっていた。
腕を力無くだらけさせ、虚空を見つめている。
333:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:04:40.46 ID:DWLvYZUIO
「アーニャはさ、みくと李衣菜のユニット、どう思う?」
「アーニャと、みく、ですか?…とても、賑やか?だと、思います」
賑やかか。
334:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:05:37.26 ID:DWLvYZUIO
「可愛い系にゃ!!」
「ロック!!」
レッスン場外の休憩所で猫耳を押し付けるみくとそれを拒む李衣菜。
335:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:06:46.07 ID:DWLvYZUIO
翌日、再び僕の部屋に入ってきたみくと李衣菜。
ソロで同時デビューは無理かと聞いてきている。
…相手を蹴落とすような仲じゃないって事か。
336:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:11:14.16 ID:DWLvYZUIO
そしてまた翌日。
今日から李衣菜はみくの家にお邪魔する。
ある程度は業者に頼んだらしいけど、自分で持てる物は持つらしい。
337:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:14:01.91 ID:DWLvYZUIO
「…」
音は悪いけど、このギターに出せる最高の音を出したと思う。
しばらくギターには触ってなかったけど、そうそう衰えるものではないらしい。
338:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:15:02.46 ID:DWLvYZUIO
李衣菜がみくのいる寮に泊まって一日。
その翌朝、早くも不機嫌な二人がいた。
「何があったの?」
339:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:18:27.98 ID:DWLvYZUIO
ふと気付くと、彼女らを眺める女の子が一人。
未央が中々終わらない言い合いをすぐ後ろで腕を組みながら見ている。
ディレクターか、お前は。
340:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:19:24.00 ID:DWLvYZUIO
「そこで、私ですか?」
「うん」
議論の末、ちひろが二人の家にお邪魔する事で決着がついた。
341:名無しNIPPER
2015/04/08(水) 22:20:21.28 ID:DWLvYZUIO
「でもさ、元々二人に同じ釜の飯を食わせて仲良くさせようって事だったんだよな?」
「だけどそれじゃ平行線だって…」
「もう少し、二人に任せてみようよ」
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