391:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:02:25.53 ID:g12cRdScO
「…」
駅前に来ると色んな店がある。明日も平日だからか、あまり人はいない。
いるとしたら、チャラそうな若者達だ。
392:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:03:49.98 ID:g12cRdScO
「…」
ちょっといい感じだ。
狭くもなく、広くもない。
393:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:06:35.72 ID:g12cRdScO
「今日は僕も飲もうと思ってたんだ」
「…も…って。私は、そんな…」
「…お前とは、最近腹割って話してなかったよな」
394:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:08:07.37 ID:g12cRdScO
「…」
少し、どころじゃないな。
かれこれ2時間は飲んでる。
395:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:11:46.24 ID:g12cRdScO
「GACKTさんはぁ、楽しそうですねぇ…」
「そうだね。1人の時より楽しいよ」
「…違いますよぉ。シンデレラガールズのみんなといる時すっごい楽しそうなんです」
396:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:13:55.49 ID:g12cRdScO
「GACKTさん、私が他のプロダクションの人からいじめられた時の事覚えてますかぁ?」
「…何だっけ?」
「とぼけないでくださいよぉ。今でも忘れてませんよぉ。…あの時、相手は大手のプロダクションだったのに、私の事凄く庇ってくれて…」
397:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:15:16.89 ID:g12cRdScO
『GACKTさん!プロデューサー辞めるって…』
『辞めるよ。あんな奴らが堂々としていられる今の業界なんていたくない』
『…私のせいです。私がもっとしっかりしてれば…』
398:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:19:12.52 ID:g12cRdScO
…。
なるほどねえ。
399:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:20:57.32 ID:g12cRdScO
ちひろを無理矢理起こし、タクシーで帰らせた後、僕は鬱屈した気分のまま家に帰った。
考えれば考えるほど嫌になる。
僕は、この世界の僕から彼女達を奪おうとしていると。
400:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:23:36.59 ID:g12cRdScO
一人悩んでいると、既に時間は深夜になろうという所。
そんな時、携帯に着信が入ってきた。
こんな時間にだれだよと思ったけど、その相手は…。
401:名無しNIPPER
2015/04/09(木) 22:24:34.45 ID:g12cRdScO
「…もしもし?」
『もしもし、GACKTさん?…何となく、電話しちゃった』
「あはは、そっか。…でも夜更かしは良くないな」
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