8:名無しNIPPER
2015/04/01(水) 19:42:54.18 ID:hvohTjZ6O
しかしこのファイルが気になって仕方ない。
ゲームとかだったら、まず目の前の何かを調べるだろうし。
仕方なく、そのファイルを読む事にした。
折角だし、この事務所らしき部屋の事を見てみよう。
出ていくのは、それからでもいい。
「…?この子は…」
そこには、可愛らしい字で書かれた履歴書と写真があった。
名前は…。
「島村、卯月…」
これって…。
『頑張ります!』
あの子か?
髪型もこんな感じだった気がする。
「…」
何となくだけど理解した。
…僕は、本当にゲームの世界に来てしまったんだという事を。
「…あれ?」
このシンデレラガールズプロジェクト、一人しかいない。
後二枚用紙があるのに。
「…ということは…」
まだ、未定という事か?
つまり、ここは出来たてのプロダクションで、僕はそれのプロデューサー?
…いや、とりあえず携帯電話を確認しておこう。
ひとまずYOUに連絡をとらないと…。
『アドレス件数 3件』
「」
これは間違いなく僕の携帯電話だ。
とすると、誰かが意図的に消した、という事になる。
バンドメンバーはそんな悪質な事しないだろうし。
家族や家に常駐してるスタッフは考えにくい。
道で僕が倒れて、通行人がやって、…いや、だとしたら財布も盗られているはずだ。
というかそもそも僕が寝たのは自分の家だ。
道とかだったら僕は夢遊病者になってしまう。
色々と考えていると、何やら階段を駆けあがる音がした。
パタパタと、無邪気な走り方だ。
すると控えめなノックの後に木製のドアが開き、向こうから一人の少女が現れた。
「おはようございます!プロデューサーさん!」
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