過去ログ - 王「おぬしには魔王をやってもらいたい」勇者「えっ」
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◆G6fqwiNx4DHy
[saga sage]
2015/04/05(日) 00:12:30.45 ID:KBmfU7r30
勇者「やったぞ!」
兵士「そうだな! でもゴブリン一体にこんなに時間がかかってるようじゃまだまだだよなぁ……」
勇者「そうだなぁ……」
魔法使い「えーっと。本当にただのおせっかいなんですけど、お二人はやっぱり魔法が使えた方がいいと思います!」
魔法使い「今のゴブリン戦でも、魔法が使えると兵士さんが遠距離から攻撃できるようになるので、勇者様がわざわざ時間稼ぎする必要がないという訳です!」
兵士「なーんかよくわかんねぇけど、要は魔法が使えるに越したことはないってことだな?」
魔法使い「まぁそういうことになりますね。あと、兵士さんが使ってらっしゃるような細身の剣や、勇者様が使ってらっしゃるような特別な加工のある剣は属性効果をつけやすいんですよ。」
魔法使い「つまり、兵士さんが水や氷が弱点の敵に対して剣で攻撃するとき、剣に属性効果を付与することで攻撃が通りやすくなるという感じですかね。」
魔法使い「こういうのは実践に限ります! まずは自分の体の中のエネルギーをどこか一点に集める感じで。勇者様の場合二属性あるので色別に分けるような感じで集めてください。」
魔法使い「次にそれを外に出すイメージを。」
二人「……」
魔法使い「どうですか?」
兵士「なんか溶けたかき氷みたいなのが出てきた!」ビチャビチャッ
勇者「光った! 眩しい!」ピカーン!!
魔法使い「成功ですね! あとは出てくるエネルギーを言葉を使うことで整形します!」
魔法使い「まっすぐ射出するだけでいいならエネルギーを放出するイメージとともに『炎よ!』とか『氷よ!』とか『光よ!』とかって言ってやれば勝手に出てきますよ!」
勇者「炎よ!」ボウッ
兵士「氷よ!」パキーン
二人「おぉ! 出た!」
魔法使い「詠唱についてはイメージが重要なので人それぞれですね」
兵士「ふぅん……」
兵士「あっ。でさ、気になったことがあるんだけど、俺の属性って水なのになんで『氷よ!』なの?」
魔法使い「水は常に不定形です。形のはっきりしないものを操るのは高位の魔術師にしかできないことですし、とてつもなく繊細な作業なので、固体である氷と捉えて操るのが一般的らしいです」
兵士「そうなんだ……」
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