過去ログ - 宮森(矢野さんって好きな人いるのかな……)
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:13:04.86 ID:n8n8zLGx0

 どのくらい泣いていたのかはわからない。

 わからないけれど、わからなくなるくらい長い間泣いていたのは確かだった。

以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:17:06.76 ID:n8n8zLGx0

 矢野「ダメ。ちゃんと見せて」

 矢野「それで――」
 
以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:19:19.74 ID:n8n8zLGx0

 逃げようとしたけれど、

 矢野さんの手はわたしの腕をしっかり掴んでいた。

以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:21:26.67 ID:n8n8zLGx0

「本当は、矢野さんのことが好きでした」

「いつも気づいたら目で追っていて」

以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:23:11.11 ID:n8n8zLGx0

「でも、知られたらきっと嫌われてしまう」

「今みたいに近くにいることもできなくなってしまう」

以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:25:54.51 ID:n8n8zLGx0

「すいません、気持ち悪いですよね。ひきますよね」

 早口で言ったわたしに、矢野さんはやさしい声で、

以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:27:55.65 ID:n8n8zLGx0

「ありがとう」

「ちゃんと言ってくれて」

以下略



54:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:29:26.44 ID:n8n8zLGx0

「だからさ。少し時間をちょうだい」

「今はまだ突然のことで心の整理ができてないけど」

以下略



55:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:31:39.92 ID:n8n8zLGx0

 何を言われたのかわからなかった。

 わかっていたけれど、信じられなかった。

以下略



56:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:34:14.46 ID:n8n8zLGx0

 三週間後――


 矢野「宮森。仕事、終わりそう?」
以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2015/04/02(木) 22:36:16.86 ID:n8n8zLGx0

 矢野「そしたら池谷さんがさ」

 矢野「スプーンで壁に穴空けて逃げようとしてたの」

以下略



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