過去ログ - 八幡「……SAO?」材木座「うむ」
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/04/04(土) 19:03:46.16 ID:hjYTVY9s0
>>34 アレだよ、予備校で稼いでた金とかで買ったんじゃね?知らんけど。

 街を出てもう暫く歩くと、そこには一面に広がる草原があった。青色のイノシシのようなモンスターが所々にいるが、あれが例の『雑魚モンスター』だろうか。

 「すっごいな〜現実じゃないみたい!」

 木にとまったカブトムシを見つけたときの少年のような目をする由比ヶ浜。現実じゃないみたいって言うか、実際そうなんだがな。

 「それで……あれを倒せばいいのかしら?」

 雪ノ下の目は、細く研ぎ澄まされ、近くにいる青イノシシに向けられた。

 「あぁ、そうみたいだな」

 「よーし、それじゃあ早速__」

 「「ちょっと(待て/待ちなさい)」」

 腰に携えた剣に手をかけ、今にも走り出さんとばかりに足を踏み出した由比ヶ浜を、俺と雪ノ下が同時に引き留める。

 「スキル習得しないで倒しに行くとか、お前は馬鹿か。死ぬぞ」

 「私は『倒せばいいのか』とは聞いたけど、『今から倒しにいくか』とは聞いていないわ」

 「ぐぬぬ……」

 「……ったく、拗ねんなって。ほら、さっさとやるぞ」

 そう言って、俺達3人は草の絨毯に腰掛け、虚空に右人差し指と中指を向けてそれを下ろす。

 すると、鈴が鳴るような効果音と共に、紫色のホログラムのような長方形が現れた。『メインメニュー・ウィンドウ』と呼ばれるものだ。

 そこに並ぶメニュータブの中から、『スキル』をタップ。間髪入れず、別の画面が表示された。

 SAOに、魔法の2文字は存在しない。代わりに、『ソードスキル』__言わば必殺技というものが無限に近い数存在し、それを駆使して敵を倒す。それがこのゲームの特徴の1つだ。

 また、スキルは単純に『両手剣』や『斧』などの戦闘用のものだけでなく、『料理』『釣り』などと暮らす上で使うものや、需要すら感じないものまで存在する。

 が、これら全てを習得できる訳ではなく、『スキルスロット』と言う習得可能スキル限度数があり、その中で習得し、使う事が出来る。

 ちなみに、スキルを使用する度に少しずつ『熟練度』というものが上昇していき、その度技が増えたりする。

 俺達のような、まだレベル1のプレイヤーは、まだ『スキルスロット』が3つしかないが、レベルが上がると増えていく仕組みのようだ。

 はい、以上。スキルについての解説でした。

 「取り合えず、自分の使っている武器のスキルを習得すればいいのよね?」

 「あぁ、また他のやつは後々決めていけば良いさ__って」

 スキル一覧をスクロールしていると、1つだけ他とは違い、赤色で表示されたスキルがあった。

 「(スキル名、鎌__? そんなのあったっけか?)」


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