過去ログ - 島風「ねえ、遊ぼうよ」提督「…」
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36: ◆mJYktyOCD6[saga]
2015/04/04(土) 22:05:34.70 ID:srvCGlKu0
何故だか、集中力が目に見えて切れ始めた。
それまでスラスラと浮かんできた独文が、ピリオドまでもう少しというところなのに、さっぱり出てこない。
胸の中で、呼吸に合わせて上下する少女の躰に、意識を奪われる。
さっきまで平然と話していたことに変わりはないはずなのに、気にかけずにいられない。
意識する方がおかしいのだろう。指揮官たるもの、気にせず仕事をして、起きてしまったら部屋に送り返す。
それが当然の反応なのだろう。
起きて欲しくないと心のどこかで思っていたのかもしれない。
腕以外を極力動かさないようにして、視線を落とす。
手入れされたクリーム色の長髪。閉じられた眼。押し付けられて変形した瑞々しい唇。添えられた小さな手。
薄いものの確かにある胸。幼いながらも鍛えられた腹。露わにされた鼠蹊部。
なんと魅力的な要素だろうか。惹かれない男がいるものか。
それが妖精によって計算された合理的な戦闘コスチュームだったとしても。
それが今や自分の腕の中に無防備でいる。
鼓動で胸が痛くなる。
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