過去ログ - 勇者「腹部に短剣が刺さり、そのまま絶頂した」【R-18】
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42: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/04/04(土) 06:59:06.00 ID:sFCa58X9o

「ん゛ふぅっ。ねぇ勇者生きてる?」

 勇者の腰から両手を離して、口の中のものを飲み下し、口元を軽く手で拭いながら魔女は問いかける。

 喉を鳴らした魔女の頭には濁々と血が降り注いだようで、栗毛色の髪は鮮血に染まり切っている。

「ばっ、お――、無――過……、」

 声にならない声で、口元から血を零しながら絶え絶えに何かを紡ぐ。

 勇者の腹部からは真っ赤に染め上げられた大きく鋭い氷の刃が飛び出している。
 つまり何が起きたのかと言えば、魔女が勇者の腹を掻っ捌いたというだけのことだ。

 現出している氷の結晶は腹部を大部分食い破っており、
上半身と下半身が繋がっているのが不思議なほどの惨状を呈している。

 背骨は砕け、胃は細切れだ。
 横隔膜も腸もグチャグチャに引き裂かれ、細かな部位の判別など出来ないほどになっている。

 傷口は凍り付き、新たな出血を防いでいるのは不幸中の幸いなのだろうか。

 容体は明らかに致命傷であり、それを証明するように 勇者の瞳にはほとんど光が失くなっている。


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