過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 02:08:44.37 ID:NGKYIe+ko
依然義手の銃弾と火球の弾幕は二人を中心として飛び交っており、二人の戦闘のすぐ隣でミサイルと火球が爆発していた。
されど二人の動きは止まらず、いまだ両者致命傷ともいうべき傷を一切負っていない。
絶えず義手から放出される弾丸と、狐火から生み出される火球は二人の周囲で飛び交い嵐のように熱風が吹き荒れる。
火球を生み出せなくなった狐火や弾薬の切れた義手自体が直接ミサイルのように飛んでいき衝突した後爆炎を散らす。
幾度となく打ち合い、その刃を交えた二人は同じことを考えた。
このままでは勝てないと。
((もう一段、手を使わないと))
戦闘において本気を出し切らずに敗北するというのは愚の骨頂だが、かといって初めから全力を出すのは愚かなことだ。
実力が測れない相手に対して、自らの『底』が露呈してしまうということはこれ以上の手がないことを明かしているも同然である。
故に両者ともに、相手を屠り得る実力は出しているものの、自らの能力のすべてを出し切っているわけではなかった。
そしてこれまでの火薬と拳のぶつかり合いでは決着が着かないと二人も感じ取った。
周子としてはこのまま三日三晩戦い続けることもできるが、仮に目の前の義手の女がそれ以上戦い続けることができる可能性も捨てきれない。
ならばこのまま自らの『とっておき』を一つ披露し、この戦いに早急な決着をつける方が賢明であると考えた。
そしてそれは義手の女にとってもおおむね同じであり、このまま拮抗し続けるというのも彼女にとって癪であったのだ。
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